2011年7月28日木曜日

太陽光でシルクの製版をしました

初心者向けシルクスクリーンワークショップで、夏の太陽光を利用して、版作りにチャレンジしました。
開催日の2日ともよく晴れたお天気になりました!
シルクスクリーンを行うには、製版機や感光乳剤、専用の道具など、特別な設備が必要となります。そういった環境でなくても、自宅で手軽に出来る方法はないものか、という声を多く聞きます。
今回はそういった理想に近づくための
“脱・アトリエKAVC”をめざした「自分で作ろう」シリーズ第2弾です。
本当に脱・アトリエKAVC出来たのでしょうか。
少し実験のような今回の企画です。
今回は持ち帰って自宅で刷れるように、簡易の版を作る所から行いました。木枠に紗を貼る作業から始めます。

手作りの版に感光乳剤を塗り、野外に出てそ日の紫外線量を調べるために露光テストをしました。データを取るためのメモリのついた原稿を版の上に置き、時間差で順番に紫外線に当てます。






水で洗い流します。紫外線量が少なかった部分は、乳剤がボロボロはがれてしまいます。一番きれいに製版できたのは何分ぐらいでしょう。今回はだいたい8〜9分ぐらいかな?






テストデータをもとに露光時間を決定。いざ、本番の原稿に着手!
データどおり、無事製版できました。全くアトリエに入らずに、とは行きませんでしたが、製版の仕組みを学んでいただけたのではないかと思います。
●次回ひとつぼワークショップ情報はコチラ→http://kavc.or.jp/club/pg217.html