2011年5月29日日曜日

剪紙(せんし)ワークショップ

昨日、「KAVC倶楽部のひとつぼワークショップ」で中国の切り紙である、剪紙(せんし)の制作を行いました。
剪紙作家のkasparek(カシュパーレク)さんに手ほどきを受けながら、まずは星形やハート型など、簡単な図案から練習です。簡単に切れるように見えて、これがなかなか難しい…。
思うように形作れません。最終的には「福」を意味するコウモリの図案に挑戦するのが今回の目標ですが…、うまく到達出来るのでしょうか。ドキドキ。
中国では年中行事の装飾や観賞用として知られる剪紙。民間芸術のひとつとして農家の女性たちの手仕事として広まり、生活から切り離せないものとして受け継がれてきました。
幸せや豊作を願うもの、厄よけ・魔除けなど、図案によって様々な意味が込められています。

少しずつ複雑な図案にチャレンジ。kasparekさんオリジナルの愛嬌のある熊とパンダの図案で「陽刻」と「陰刻」の表現の違いを学びます。

カッターを使う場合もありますが、今回はハサミを使用します。
先の鋭く尖った初めて見る本格的な剪紙用のハサミです。

さて、いよいよ本命のコウモリに進みます!
コウモリの図案が複雑なので、型紙に合わせて切って行きます。熱中しすぎて、時折静まりかえる場面も!
コウモリと牡丹の縁起の良い組み合わせの剪紙が完成しました。
鋸歯紋(ギザギザの模様)はなかなか難しい技ですが、うまくいくと、とても華やか!
これぞ剪紙という感じ。
中国では、窓に貼って飾ったりもします。美しい影が出そうです。
図案の中から好きな組み合わせで自己流に切られた参加者も。
基礎に立ち返って、簡単な星やハートを丁寧に練習してらっしゃる方もいらっしゃいました。

キャンセル待ちも出た今回の企画。旧正月の時期に、干支の剪紙を作るWSを実施してみてもおもしろいかなと、kasparekさんと話しています。