3連休中にひとつぼワークショップ「お手紙ワークショップ 秋を刻む〜篆刻のお稽古」を開催しました。講師は篆刻作家の寺本朱寧先生です。
今回はひとつぼワークショップでは珍しい和モノ。
机の上にはすずりや墨や筆などの書道道具がずらり。墨をすっていると心が落ち着きますね。筆を持つなんてかなりひさしぶりです…。
さて、今回は参加者それぞれに「秋」の漢字ひと文字を選んでいただきました。秋の漢字といっても植物や食べ物など本当にたくさんあるのでみなさん最後まで悩まれたと思います。選ばれたものは「星」「蜜」「草」「葉」「栗」「猪」などの漢字。篆書(象形文字のような古い漢字)に直し、そこからは自分流にデザイン。漢字のなりたちや意味もひとつづつ奥深く、それらもデザインの参考にしました。出来上がったデザインは石に書き写し刻っていきます。
刻る技術以外に、漢字について学んだり、出来上がった印をいれる箱の作り方や、封蝋(ふうろう※写真参照)などのすぐにお手紙に使えそうな素敵な仕様も教えていただいたり。
さすが若い女性の寺本朱寧先生ならではの、細やかで粋なたしなみが身に付きました。
早速、オリジナルの印で誰かに秋便りを出してほしいと思います。
次回のお手紙ワークショップはいよいよ岡山拓さんの「ラブレター教室」です。
●今後のひとつぼワークショプ情報はこちら→http://kavc.or.jp/club/pg217.html