「ラブレターはよく書くけど、他人がどんなラブレターを書くのか興味がある」という、美術ライター岡山拓さんの趣味と実益を兼ねた(!?)ラブレター教室。
本日無事終了しました。
参加者には事前にラブレターを書いてきてもらい、当日にみんなの前で朗読してもらう、というなかなかハードルの高いワークショップ。
「二人称は「君」?それとも「貴方」の方がぐっとくる?」や「相手のどこが好きかは具体的に伝えた方がいい」など、技術的な議論はもちろん、「どんな相手?」なんていうちょっと踏み込んだ恋愛話までに発展した2時間。
よくラブレターを書く人、初めて書く人、1週間前に恋心に気づいた人、結婚10年を超える人。
いろいろな背景を背負った方々が参加してくださいました。
中には、喧嘩中の彼から2日前にラブレター(それもフォトブック形式!)が届いたタイムリーすぎる参加者も。
「他力本願なワークショップにしたい」という岡山さんのもくろみどおり、ドラマチックで想像力豊かな参加者たちに助けられた企画でした。
「『さあ恋愛話をしましょう』というより『ラブレターを書きましょう』の方が深い話ができる」という岡山さん。確かに、日曜の昼間からお酒も飲まず様々な恋愛観が聞けたのはそのおかげかもしれないです。
照れるし変な汗出るし、、な赤面のワークショップでしたが、ふざけず、茶化さず、真剣に書いて下さったみなさんの勇ましさに感服いたしました。みなさんかっこいいです。
そして、みなさんがなんだかすっきりした顔で帰っていかれたと感じたのは私だけでしょうか。
ペンと紙だけで、ここまで盛り上がってドキドキできる機会はなかなかないですね。ちょっとした中毒になりそうな、そんな企画でした。
今日の手紙を相手に出すのか、そしてちゃんと伝わるのか。
みなさんの今後が楽しみです。
●今後のひとつぼワークショプ情報はこちら→http://kavc.or.jp/club/pg217.html