2009年6月28日日曜日

蔵書票


「蔵書票」というものを目にされたことがありますか?
「エクス・リブリス」とも呼ばれていて、ラテン語で「この本は私の蔵書からの一冊です」という意味で、そもそもは書物に貼って自分の本であることを示す役割があります。
私は図書館で実用的なものを見た事はあるのですが、最近では鑑賞用としての「蔵書票」の愛好家も多く、消しゴムはんこで手軽に作れる講座や「蔵書票」の交換会なども開かれていたりして、ひそかなブームになっているようですね。私も作品を実際にいただく機会があって、この小さなアートの世界に魅せられてしまいました。

この「蔵書票」、名刺より少し大きいサイズの紙に「Ex libris」という表示と、票主の名前、そして票主をイメージさせるような絵、の3つの要素で構成され、版画で制作されることが多いようです。昔はランプやろうそくなど「学問」のイメージの絵柄が多かったようですが、今では票主によってデザインはさまざまです。私も自分の蔵書票を作って愛蔵書に貼る日も近いかもしれません。

ところで、KAVCにはシルクスクリーン版画工房「アトリエKAVC」があります。
シルクスクリーン用の版や製版機、印刷台などが揃っている全国にも数少ない施設です。
印刷したいものを紙や布に自由にプリントでき、オリジナルのTシャツやエコバックを作ることもできます。もちろん蔵書票も簡単に作れます!


「アトリエKAVC」詳細はこちら…